鎮静月、二日目|熟成させる日と、シヴァの夜
今日は、鎮静月の二日目
十月九日、金曜日。
鎮静月の、二日目。
新月まで、あと二日。
今日は、欠けていく月の十四番目のティティ。
未明の一時四十八分に始まり、明日の一時ごろまで。
月は、乙女座。結びの宿を通る。
昨日は、十三番目。
夕暮れに、手をひらく時間があった。
二日目は、「熟成させる」
一日目は、静かにする。
二日目は、熟成させる。
昨日ひらいた手のひらを、そのままにしておく日。
急いで答えを出さない。手も加えない。
寝かせておく。
ジャーナルの二日目は、昨日の自分が書いたものを、友人の日記のように眺める。
目が留まった言葉に、印をつける。
意味は、まだ探さない。
四日間の書き方は、鎮静月ジャーナルに。
昨日は闇の手前、今夜は闇のまんなか
暦では、欠けていく月の十四番目の夜を、シヴァ神に捧げる夜とする。
シヴァラートリ。「シヴァの夜」という意味の言葉。
毎月ひとつ、真夜中に、シヴァ神を礼拝する。
日本では、今夜。九日の夜から、十日の未明にかけて。
昨日の夕暮れは、プラドーシャ。「闇の手前」。
今夜は、真夜中。闇のまんなか。
昨日から今夜へ。夕暮れから、真夜中へ。
結びの宿
月は、〔結びの宿〕を通る。
結ぶ、契る、分かちあう。
ひとりの休息を、誰かと分ける日。
昨日の自分は、ひとりの友人。
その日記を、今日の自分が読む。
分かちあうのは、休息。
ただ、気づく。
昨日の言葉の、どこに目が留まるか。
名前のつかないものは、名前のないまま。
眠る前に、昨日の言葉をひとつ眺める。
小さな行動を、ひとつ。
新月まで、あと二日
十一日の未明に、新月。
静かにする。熟成させる。紡ぐ。織る。
四つの動詞の、ふたつ目。
手放すのは、三日目。
今日は、寝かせる日。

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